近年は、性別関係なくキッチンに立たれる方が増えているかと思いますが、使用頻度が増えるにつれて「もっと使いやすいスペースにしたい」と感じることもあるでしょう。
おうち時間が増えて、家族でキッチンで料理を楽しむというご家庭も増えています。
今回は、キッチンリフォーム時に起こりやすい失敗事例や、その対策についてご紹介いたします。

□キッチンリフォームでの失敗事例・対策

キッチンは、家族の健康を守る場所というだけあり、家の中でも重要な空間だといえます。
キッチンを使いやすくするためのリフォームなのに、使いにくくなってしまったら残念ですよね。
せっかくリフォームするなら理想の詰まった空間にするために、よくある失敗事例と対策をご紹介いたします。

＊１．調理スペースが狭くなった

シンクの広さやコンロの口数を優先するあまり、調理スペースが狭くなってしまうことがあります。
ホットプレートなど幅が広いものを洗ったり、洗い物を置く場所を確保するためにシンクの幅を広く取ったりしたい方や、効率的に調理を行うためにコンロの口数を増やしたいと検討されている方もいらっしゃるかと思います。
ですが、これらを優先するあまり調理スペースが狭くなってしまうと、具材を切ったり盛り付けるための食器を置いたりするスペースが限られてしまい、結果的に使いにくいキッチンになってしまう恐れがあります。

調理スペースは最低でも45センチメートル以上あると使いやすいと言われています。
現状でのキッチンの使い方や、まな板のサイズ等を参考に調理スペース幅を検討してみてください。

＊２．キッチンの高さが合わない

「キッチンの機能は重視したけど、高さは従来通りでいいかな」という方がいらっしゃいます。
もちろん、これまでの高さで困っていなければ問題ないのですが、キッチンは立っている時間が長い分、高さが合わない場合は体、特に腰や首への負担が大きいです。

数センチの差でかなり負担を軽減できますし、ご家族で使用される場合は、家族で話し合いをすることでキッチンの使いやすさが特段に変わるかもしれません。
キッチンのカウンターの高さは、身長÷2＋5センチメートルぐらいが目安といわれています。

＊３．キッチンが暗くなった

現在のキッチンに窓があり、キッチンの移動を考えている場合、キッチンを移動することでキッチンが暗くなったように感じることがあるかもしれません。
また、食器棚や調理器具の置く位置によっては、日の入り方がこれまでと変わる恐れがあります。

この場合は、事前に窓の位置や家具の配置をイメージしておくことで避けられることも多いです。
イメージが難しい方や、自分のイメージで合っているのか不安という方は、現状をもとにリフォームのイメージを一緒に検討しますのでご相談ください。

＊４．冷蔵庫との距離が遠くなった

キッチンをリフォームしてキッチン全体が広くなったものの、冷蔵庫までの距離が離れて使い勝手が悪くなったと感じる方がいらっしゃいます。
コンロの近くに冷蔵庫を置きたい方や、シンクの近くに冷蔵庫があった方が便利に感じる方など、理想は様々かと思いますが、キッチンで効率的に過ごすためには動線の確保が必要です。

実際にリフォームするときは、コンロ、シンク、冷蔵庫それぞれの距離の合計が510cmになる位置が使いやすいと言われています。
今のキッチンの距離を一度測ってみると考えやすくなるでしょう。

□キッチンリフォームで失敗しないためのポイント

ここまで失敗事例を紹介してきましたが、最後に失敗しないためのポイントをご紹介します。
それは、優先順位です。

リフォーム全般に言えることですが、優先順位が確立していない場合、何のためにリフォームするのかがわからなくなり、理想とかけ離れてしまう場合があります。
ご家庭によってキッチンで優先するものは異なるかと思いますが、例として下記を挙げましたので参考にしてみてください。

リフォーム費用・・・予算を決める。費用によっては、妥協ライン（納得ライン）を決めておく。
キッチンの間取り・・・広さや、家具家電の配置位置の検討。
収納スペース・・・食器や調理器具、食材を保管するスペースの確保。
使いやすさ・・・キッチンのサイズや形状、動線の確保。
機能性・・・IHコンロや食器洗浄機などの設置が必要かどうか。

□まとめ

今回は、キッチンリフォームにあたって起こりがちな失敗事例や対策、ポイントについてご紹介いたしました。
門真市や近隣にお住まいの方でキッチンリフォームを検討されている方がいらっしゃいましたら、ご希望に添ってご提案いたしますのでぜひお気軽にお問い合わせください。