新築の家でも10年ほど経つと様々な箇所で修繕が必要になります。

特に水回りは傷みが早く、交換が必要になることが多いです。この記事では、浴室リフォームを考え始めた方に、浴槽交換する際にいくらかかるのかを浴槽のタイプ別に解説します。

この記事を読むことで、浴槽交換にかかる費用を理解でき、理想の浴槽リフォームを実現できるようになるでしょう。

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マンション・戸建の木製建具・家具・内装工事の施工を中心に、保育園・介護施設・商業施設など幅広く対応しています。お客様の悩みに寄り添い、小さい工事から外壁や屋根工事まで依頼できます。

ヒアリングから施行まで同じ職人がトータルで担当してくれるため、どのようなことでも相談しやすい点がメリットです。

住所：　　〒570-0003　大阪府守口市大日町2-10-20
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浴槽交換にかかる費用の相場はどれくらい？

浴槽交換に必要なのは浴槽本体の価格に、取付工事費用を加えたものになります。

浴槽本体の価格は、大きさや素材によって異なります。

取付工事は浴槽のタイプにより手間が変わってくるために費用が上下します。

浴槽タイプ別の費用相場

浴槽の費用相場は、以下のタイプによって異なります。

・据え置きタイプ
・埋め込みタイプ
・半埋め込みタイプ

ここでは、それぞれの費用相場や特徴を紹介します。

据え置き型の浴槽の場合

据え置き型とは、浴室のタイルの上に浴槽を置くだけの設置方法です。

溜まっているお湯は栓を抜くと直接洗い場側の床へ流れて、洗い場の排水溝から排水されます。浴槽を置くだけなので、解体の必要などがなく、工事期間も短く済むでしょう。

お湯を沸かすバランス釜が別にあるので、こちらも交換が必要な場合は別途15～20万円の費用が発生します。各工事の費用相場は以下のとおりです。


既存浴槽撤去処分：2～5万円
浴槽取付工事：2～6万円
配管工事：1～3万円
管理諸経費：工事費用の数％

埋め込み型の浴槽の場合

埋め込み型は、浴室の床面とほぼ同じ高さまで浴槽を埋め込む設置方法です。

据え置き型よりも、空間に広がりを持たせられます。跳ねた泡や湯水が浴槽に入りやすいのがデメリットです。また、浴槽を埋め込んでいる分、浴槽の底と洗い場スペースの床に少しの段差が生じるため、お年寄りやお子さんのための転倒防止の対策が必要になります。

埋め込みタイプの浴槽を交換する際には、周囲の床や壁を解体しないといけません。また解体した部材の処分費用も掛かるため他の浴槽タイプよりも費用が高額になります。埋め込みタイプの交換工事の費用相場は下記のようになっています。

既存浴槽撤去処分：2～10万円
壁や床の取り壊し：現状況により変動
下地調整：2～5万円
浴槽取付工事：5～15万円
配管工事：1～3万円
養生費：2～5万円
管理諸経費：工事費用の数％

半埋め込み型の浴槽の場合

半埋め込み型とは、床面に半分浴槽が埋め込まれているタイプです。

床面から30cm～40cm程度、浴槽の高さは3分の1程度を床に埋め込む設置方法になります。 埋め込み型のように水や石鹸の泡が流れ込んでくることもありません。また、浴槽から床面への立ち上がりが低く、出入りがしやすいつくりになっています。

また、お風呂が広く感じられる点も大きな特徴です。 在来工法による半埋め込み型の浴槽を交換するのは、埋め込み型とほぼ同額の費用相場になります。

ユニットバスの交換費用相場

ユニットバスは、浴槽や床、壁が一体化している構造で、最近の住宅でよく採用されている浴室です。

浴槽が壊れて交換が必要となった時も、浴槽だけを取り外して交換することは殆どなく、ユニットごと交換する傾向にあります。 ユニットバスの浴槽交換の費用も、浴槽本体の価格に取付け工事費を加えた合計額です。

ユニットバスの浴槽本体の価格はサイズとグレードにより変動します。総額は、80~120万円程度になると見込んでおきましょう。 80~120万円が基本になり、さらにオプション機能を付けたい場合は追加費用が必要になります。

浴槽の素材ごとの本体費用の相場

ここでは、浴槽タイプによりどの程度価格が変わるのか見ていきましょう。

グレードにより見た目や機能も異なります。

浴槽の材質	本体価格	特徴
檜(ヒノキ)	40万円～数百万円	天然木のぬくもりが感じられ保温性が高い。檜は殺菌作用があり、香りにはリラックス効果もある。材料費が高騰している。
ホーロー	15万～100万円	肌触りが良く手入れも楽。保温効果がある。経年劣化でガラス質にヒビが入るとさびる。
人工大理石(ポリエステル系)	2万～40万円	掃除がしやすいが、品質はアクリル系に劣る
人工大理石(アクリル系)	30万～120万円	強度があり耐熱性が高いがコストがかかる
強化繊維プラスチック(FRP)	3万～35万円	価格は低めだが汚れが目立ちやすい
ステンレス	2万～25万円	保温性や耐久性が高くキズが付きにくい 重い

浴槽交換にかかる日数

工事内容によって日数は異なるため、見積もり時に日数の目安も併せて確認しておくようにしましょう。

在来工法の浴槽からの交換では、壁や床の解体も必要となるため、5～7日ほどかかります。 ユニットバスの浴槽を交換するだけなら、1日で終了します。ただし、天井や壁、床を張り替える場合には追加で4～5日必要となるでしょう。

工事期間中はお風呂に入ることができないので、近所の銭湯に行ったり、知り合いに借りたりなどの対応が必要となります。

浴槽交換の費用を抑えるポイント5選

できるだけ費用を抑えて新しい浴槽に交換したいのではないでしょうか。浴槽交換の費用を抑えるポイントは、以下の5つです。

・介護保険を活用する
・専門のリフォーム業者に依頼する
・洗面所も同時にリフォームする
・価格の低い浴槽に交換する
・相見積もりをとる

ここではお得に浴槽交換ができるコツについて、それぞれ詳しく紹介します。

介護保険を活用する

介護が必要な家族がいる場合、介護保険を利用して浴室をリフォームできます。

その際は介護対象者が要支援、または要介護の認定を受けていることが条件です。そして介護のためのリフォームと認められる工事のみに限定されます。 介護保険による住宅改修費の支給は、認定結果が出た後に支給されるのが特徴です。

また、適用される住宅改修工事費は20万円までで、1割は自己負担になるため、18万円が支給される上限です。

専門のリフォーム業者に依頼する

リフォームを行っている業者は幅広いです。

水廻りや浴室専門の業者であれば、相場よりも浴槽を安く仕入れるルートを持っている場合もあります。 また工事も下請けに出さずに行うので仲介料が必要ないため、費用を抑えやすいです。安心してリフォームするには、評判の良い地元の工務店に依頼しても良いでしょう。

地元工務店は余計な広告宣伝費をかけないことが多く、リフォーム費用が安くなります。信用のおける業者を選定することがリフォーム成功の鍵です。

洗面所も同時にリフォームする

洗面所も同じように劣化してきていたら、一緒にリフォームするのも一案です。

ユニットバス浴槽交換工事の時には洗面所の壁を壊してから作り直す場合もあります。そのため、同時に工事をすれば工程が1つなくなるので、時間も費用も節約できるでしょう。洗面所も水を使う場所なので浴室と同じく傷みが早く進む場所です。

価格の低い浴槽に交換する

浴槽交換工事費用で大部分を占めるのは、浴槽本体です。

なるべく安い浴槽を見つけると費用を抑えられます。ショールームに置いてある型は、最新式で素敵なものが多いです。しかし、定価で販売されており、更にショールーム運営費などが上乗せされている恐れもあります。

展示品や型落ち品などでも十分なグレードのものがあるので、探してみましょう。 また、浴槽の材質を考慮することで価格を抑えられます。FRP製の浴槽が平均して安い傾向があります。

ただ注意するポイントは、FRP製の浴槽は傷がつきやすく早く交換が必要な点です。小さなお子さんがいたり、掃除をゴシゴシする方なら多少高くても傷つきにくい材質を選んだ方が結果的に長持ちして安く済むかもしれません。

在来工法のオーダーメイドの浴槽よりも、ユニットバスの方が大量生産されているため、コストが抑えられます。

相見積もりをとる

複数の業者から見積もりを取ってみましょう。

相見積もりを取ることでどのような必要な工事の内容や、相場の金額を知ることができます。無駄な工事で余計に請求していないかも確認できるでしょう。リフォーム業者により、得意分野が違うことが多いです。

施工例などを確認すると、どのようなリフォームを多く行っているかを調べられます。 ただし、あまりたくさんの業者に相見積もりを取らないように注意が必要です。あまりにも見積金額に差があると、不安になって結局高いところにお願いしてしまう可能性もあります。

水回り工事で実績のある業者を、3社ほどピックアップして見積もりを取ると安心です。

まとめ

この記事では、浴室リフォームを考え始めた方に、浴槽交換する際にいくらかかるのかを浴槽のタイプ別に解説しました。

久々に浴槽を交換すると、その機能が向上していることに驚くはずです。適当に業者を選定すると、後から後悔することも。適正な価格で安心に交換するには業者選定が大切になります。

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