お風呂をDIYでリフォームってできる？避けるべき6つの理由もあわせて紹介

お風呂の汚れが落ちにくくなったり、お風呂の一部が傷んだりした場合に、リフォームを考え始める方も多いのではないでしょうか。その中には、リフォームの費用を抑えるために、DIYを検討する方もいるかもしれません。

この記事では、お風呂のDIYでのリフォームが可能かどうかを解説します。また、DIYでできるお風呂のリフォームについても解説します。

DIYでお風呂のリフォームをしようか迷っている方はぜひこの記事を参考にしてください。

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そもそもお風呂をDIYでリフォームできる？

結論、DIYでのお風呂のリフォームは、おすすめできません。なぜなら、DIYでお風呂のリフォームをしてしまうと、さまざまなトラブルが発生する可能性があるからです。

たとえば、浴槽の取り外し時にパーツが破損したり、漏水事故の原因になったりします。安くリフォームができるだろうと考える方も多いですが、故障につながることで、逆にコストがかかってしまうおそれもあります。

お風呂をDIYでリフォームを避けるべき6つの理由

なぜ、お風呂のDIYリフォームはおすすめできないのでしょうか。ここでは、お風呂をDIYでリフォームするべきではない理由を紹介します。お風呂をDIYでリフォームするべきではない理由は、以下のとおりです。

・漏水事故の原因となる
・施工の方法を間違えてしまう
・1人での施工は原則できない
・費用を大きく抑えられるわけではない
・失敗すると修繕するまで浴室を使えない
・失敗するとトラブルに発展することがある

1つずつ見ていきましょう。

漏水事故の原因となる

間違った工事により、水もれや壁の腐敗などかなり致命的なトラブルが発生する恐れがあります。 お風呂の内部構造を理解しないまま、DIYを進めてしまった結果、不用意に配管に穴を開けてしまうといったことが漏水事故の原因になるのです。

また、下地を守るために必要なコーキングも、隙間が少しでも開いていることが原因で、そこから水が入り込みことがあります。漏水事故が壁や床が腐る原因にもなるため、DIYでのお風呂のリフォームはおすすめできません。

施工の方法を間違えてしまう

お風呂のリフォームを検討する際、どのような施工をするべきかを見極める必要があります。たとえば、壁を取り外して下地が傷んでいた場合は、下地を変える必要があります。

壁や天井など、施工方法はどういったリフォームにしたいのかによって変わります。施工方法がよくわからないままにリフォームしてしまうと、間違った施工をしてしまい、結果的に専門業者の修繕が必要になります。

1人での施工は原則できない

お風呂のリフォームに必要な材料や新しい浴槽などは、重量があるものがほとんどです。そのため、工事内容にもよりますが、お風呂のリフォームは専門業者でも数人で施工することが多いです。また、廃材を捨てたり、新しい材料を運び込んだりする際、1人で運搬すると怪我する可能性があります。

費用を大きく抑えられるわけではない

お風呂のDIYリフォームでは、資材や施工のための工具などを自分ですべて揃えなくてはいけません。お風呂の大きさや施工内容にもよりますが、決して費用を抑えられるわけではありません。

また、廃材を自分で処分するのにも費用がかかります。仮に、リフォームに失敗してしまったら、再度材料を買う必要もあります。

失敗すると修繕するまで浴室を使えない

リフォームに失敗すると、修繕が終わるまで浴室が使えなくなります。水回りのリフォームは難易度が高いです。DIYで失敗してしまうと、元に戻すまでに時間がかかります。また、修繕費用に想定以上にお金がかかることもあるため、DIYはリスクが付きものです。

失敗するとトラブルに発展することがある

お風呂のリフォームに失敗することで、階下の家に水漏れが発生すると、多額の弁償金が発生します。また、漏水を引き起こし、床の基礎部分が腐ってしまうと、カビが発生するかもしれません。賃貸物件は、通常退去時には原状回復が必要です。お風呂のリフォームをDIYで行ったことで、退去時に多額の原状回復費用を請求されるかもしれません。

DIYでできるお風呂のリフォーム

ここまで、おふろのDIYリフォームを避けるべき理由を解説してきましたが、それでもDIYをしてみたい方には、手軽にできる下記のDIYをおすすめします。

・コーキングの補修
・壁・床にシートを上張り
・シャワーヘッド・シャワーホースの交換
・スパウトの交換
・収納スペースの追加

順番に見ていきましょう。

コーキングの補修

コーキングの補修は以下の順序で行います。

1. マスキングテープをコーキングする箇所を避けてまっすぐに貼る
2. 接着性を高めるため、下地のプライマーを塗布する
3. コーキングガンにシリコンを充填し、コーキング箇所をうめる
4. シリコンをヘラできれいにならす
5. マスキングテープを剥がす

浴槽と壁、ドアと床の隙間にはコーキングが打たれています。隙間にコーキングがあることで、水の抜けを防ぐことが可能です。

しかし。コーキングは経年劣化しやすく、カビが生えやすいといった弱点があります。そのため、DIYでも良いので定期的にコーキングの充填を行いましょう。

しかし、上手に仕上げないと水漏れの原因となります。初めての方は、事前に充填の練習をしましょう。

壁・床にシートを上張り

壁や床にシートを上張りするステップは以下の順序で行います。

1. 浴室を掃除して、水気を拭き取る。換気して完全に乾燥させる
2. 照明器具などを外す
3. 上張りする箇所の寸法を測る。シートはカッターで寸法どおりに切る
4. シートを貼る箇所の下地に接着用のプライマーを塗る
5. 2で外した照明器具などを、同じ場所に取り付ける

お風呂のイメージを変えたいとき、既存の壁や床にシートを上張りする方法があります。ホームセンターなどに行くと、浴室用として防水・防カビ加工をされた専用のシートが売られています。裏がシールになっているため、簡単に壁や床にシートを貼り付けられます。

既存の壁や床に張り付けるだけなので、手軽なDIYですが、しっかりと浴室内の水気を拭き取り乾燥した状態で貼ることが大切です。水分が残ったまま、上からシートを貼ってしまうと、カビが発生する恐れがあるため、注意しましょう。

シャワーヘッド・シャワーホースの交換

シャワーヘッド・シャワーホースの交換は以下の順序で行います。

1. シャワーヘッドを左向きに回し外す。
2. ネジ部分をきれいに掃除する。
3. 新しいシャワーヘッドを右向きに回し、取り付ける。

シャワーヘッド・シャワーホースの交換は、難易度の低いDIYです。上述の方法で交換した後に、水が出るかを確認するだけです。 注意しなければいけないのは、賃貸物件で原状回復が必要な場合、既存のシャワーヘッドを取っておく必要があることです。中には、シャワーヘッドとシャワーホースが一体になったものもあるので、事前に確認する必要があります。

スパウトの交換

スパウトの交換は以下の順序で行います。

1. 水道の元栓を閉める
2. 本体を固定しているナットを回し、古い蛇口を外す
3. 古い取り付け脚を取り外して掃除をする
4. 新しい取り付け脚を時計回りに回して取り付ける
5. 新しい蛇口を固定する
6. スパウトを取り付ける
7. 水道の元栓を開けて水が出るか確認する

スパウトは蛇口用のパイプのことです。スパウトのDIYは、既存のスパウトを交換するだけになるので、比較的簡単な作業です。しかし、止水栓を締めてから作業する、ネジ部分のサイズを確認するなど、重要な事前作業があります。失敗しないためにも事前に作業方法を調べてから行いましょう。

収納スペースの追加

収納スペースを増やすことも、非常に簡単なDIYです。床に直接シャンプーや石けんを置いている場合、収納スペースを追加することでぬめり防止になります。また、浴室に必要なものを収納スペースに収納できることから、浴室を清潔に保つことができることにもつながります。

DIYよりもプロに任せた方が良いお風呂の工事

専門の業者に依頼をおすすめする、お風呂のリフォームは以下の3つです。

・浴槽の交換
・壁の交換
・床の交換

上記3つのリフォームは、お風呂のリフォームに関する知識や施工技術などが、伴っていないと、故障を起こしやすくなります。たとえ完成したとしても、漏水や故障などにより、すぐに修繕が必要になるでしょう。

それほど、上記3つのリフォームは、難易度が高いです。浴槽の交換や壁・床の交換には費用がかさみますが、完成後のことを考えると、業者に任せる方が安心です。

お風呂のリフォームを安く抑える方法

浴室リフォームを専門業者に依頼する際、費用を安く抑えるにはポイントがあります。費用を安く抑えるためのポイントは、以下のとおりです。

・グレードを抑える
・浴槽の塗装を利用する
・複数業者に相見積もりを取る

浴室のグレードは幅広く、選択肢が多いです。そのため、グレードやデザイン性が高い浴室を選びがちですが、リフォーム価格を抑えたいと思うのであれば、最低限の機能のシンプルな浴室を選択するべきです。

浴槽自体はまだまだ使用できるけれども、剥がれや変色が気になる場合、塗装するというリフォーム方法もあります。浴槽の交換が必要にならないため、大きな費用はかかりません。しかし、塗装が乾くまでは浴室が使用できません。

複数業者に見積もりを依頼することで、価格競争が起こります。価格競争は、費用を抑えるためには欠かせないため、必ず見積もりを取るようにしましょう。

まとめ

この記事では、お風呂のDIYでのリフォームが可能かどうか、DIYでできるお風呂のリフォームについて紹介しました。お風呂のDIYでのリフォームは、おすすめできません。

DIYすることにより、漏電が発生したり、浴槽を使えなくなったりする恐れがあります。「どうしてもDIYでお風呂のリフォームがしたい」と考えている場合、この記事で紹介した5つの方法を試してみてください。

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