洗面台の雰囲気を大きく左右するミラーキャビネット。
機能性やデザイン性はもちろん、サイズや設置場所、そして予算も考慮して選定する必要があります。
今回は、洗面台に最適なミラーキャビネットを選ぶための具体的な方法を、ステップごとに解説します。

洗面台に合うミラーキャビネットの選び方

洗面台のサイズに合ったミラーキャビネットを選ぶ

まず、最も重要なのは洗面台のサイズとの適合性です。
ミラーキャビネットの幅は、洗面台の幅とほぼ同じか、若干小さめを選ぶのが一般的です。
大きすぎると圧迫感を与え、小さすぎるとバランスが悪く見えてしまいます。
洗面台の幅を正確に測り、それに合うサイズのミラーキャビネットをカタログやウェブサイトで検索しましょう。

また、奥行きも重要です。
洗面台との奥行きのバランスを考慮し、設置場所に十分なスペースがあるか確認しましょう。
特に、狭い洗面所では、奥行きがコンパクトなミラーキャビネットを選ぶことで、使い勝手が大きく向上します。
設置する場所のスペースを正確に計測し、寸法図と照らし合わせて、余裕を持って設置できるサイズを選ぶことが重要です。

設置場所の形状に適したミラーキャビネットを選ぶ

洗面台の形状や設置場所によっては、ミラーキャビネットの形状も考慮する必要があります。
例えば、洗面台がコーナータイプであれば、コーナーに対応した形状のミラーキャビネットを選ぶ必要があります。
また、壁の形状や配管の位置なども考慮し、設置可能なミラーキャビネットを選びましょう。

特に、壁に埋め込み式のミラーキャビネットを設置する場合、壁の厚さや構造を事前に確認し、適切な取り付け方法を検討する必要があります。
事前に設置場所をよく確認し、写真などを撮って寸法を測り、その情報を元にミラーキャビネットを選ぶことをお勧めします。

必要な収納力からミラーキャビネットを選ぶ

ミラーキャビネットの収納力は、使用する人のライフスタイルによって大きく異なります。
毎日使う歯ブラシや洗顔料などを収納するだけでなく、タオルやヘアケア用品などを収納したい場合は、収納力の大きいミラーキャビネットを選ぶ必要があります。
収納スペースの高さや幅、棚板の数などを確認し、必要なものを収納できる十分な容量があるかを確認しましょう。

また、収納スペースの使いやすさも重要です。
引き出し式や扉付きなど、収納方法も様々な種類があるので、自分の使いやすいタイプを選びましょう。
収納するものと収納スペースのバランスを考慮し、使い勝手の良いミラーキャビネットを選び出す必要があります。

ミラーキャビネットを選ぶ上での機能面のポイント

照明付きミラーキャビネットを選ぶポイント

照明付きミラーキャビネットは、朝の身支度や夜の歯磨きなど、洗面所での作業を快適に行うのに役立ちます。
LED照明を採用した製品は、省電力で長寿命なためおすすめです。
また、明るさや色温度（光の色のニュアンス）も確認し、自分の好みに合ったものを選びましょう。
明るすぎる照明は目が疲れるため、明るさの調整機能がある製品を選ぶのも良いでしょう。
さらに、光の色味も重要です。
自然な光に近い色温度の照明を選ぶことで、メイクの色味などを正確に確認することができます。

コンセント付きミラーキャビネットを選ぶポイント

電動歯ブラシやドライヤーなど、コンセントが必要な家電製品を使用する場合は、コンセント付きミラーキャビネットが便利です。
コンセントの位置や数を確認し、使用したい家電製品に対応できるかを確認しましょう。
コンセントの数が少ないと、複数の家電製品を同時に使用することができないため、必要な数のコンセントがあるかを確認しましょう。
また、コンセントの位置が使いにくい場所にあると不便なので、コンセントの位置も考慮しましょう。

くもり止め機能付きミラーキャビネットを選ぶポイント

くもり止め機能付きミラーキャビネットは、浴室乾燥機を使用しない場合でも、鏡が曇るのを防ぎ、快適に使用できます。
特に、湿気の多い浴室では、くもり止め機能は非常に便利です。
くもり止め機能の性能も製品によって異なりますので、性能を確認し、必要な機能が付いているかを確認しましょう。
ヒーター式やフィルム式など、様々なタイプがあるので、それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適なものを選びましょう。

価格帯別のミラーキャビネットの特徴

低価格帯ミラーキャビネットの特徴

低価格帯のミラーキャビネットは、シンプルなデザインと機能が中心です。
機能は限定的ですが、必要最低限の機能は備わっているものが多く、予算を抑えたい方におすすめです。
ただし、デザインや機能がシンプルな分、高級感は少ないかもしれません。
耐久性も価格に見合ったものとなるため、長期間の使用を想定する場合は、注意が必要となるでしょう。

中価格帯ミラーキャビネットの特徴

中価格帯のミラーキャビネットは、デザイン性と機能性のバランスが良い製品が多いです。
照明やコンセント、くもり止め機能など、多くの機能が搭載されているものが多く、使い勝手も良好です。
デザイン性も高く、様々なデザインから選べるため、洗面所のインテリアに合わせやすいでしょう。
価格帯に見合った品質と機能を備えているため、バランスの良い選択と言えます。

高価格帯ミラーキャビネットの特徴

高価格帯のミラーキャビネットは、高級感のあるデザインと充実した機能が特徴です。
高品質な素材を使用しているものが多く、耐久性も高く、長く使用することができます。
照明や収納、機能面も充実しており、より快適な洗面所を実現できます。
価格に見合った品質と機能を備えており、長く愛用したい方におすすめです。

まとめ

洗面台に合うミラーキャビネットを選ぶには、洗面台のサイズ、設置場所、必要な収納力、そして予算などを考慮する必要があります。
照明やコンセント、くもり止め機能などの機能面も重要なポイントです。
価格帯によってデザインや機能が異なるため、自分のニーズや予算に合ったミラーキャビネットを選びましょう。
この記事で紹介したポイントを参考に、理想のミラーキャビネットを見つけて、快適な洗面所空間を実現してください。

よくある質問

Q.  住みながらでも工事できますか？
A. 一戸建てでもマンションでも住みながらで大丈夫です。
大がかりなリフォームの場合でも、部屋毎や１、２階に分けて工事したりできます。
ただし、水まわり等の工事では、数日間キッチンやお風呂が使えなかったりの不便な面はでてきますので、考慮しておく必要はあります。

Q. リフォームの工事は何日くらいかかるの？
A. 工事にかかる日数は、リフォーム内容や建物の状況によって違ってくる為、一概には言えません。あえて目安をあげるとすると、内装工事では一週間、ユニットバスの交換は２日、システムキッチンの交換は４～５日、内装工事と水まわりの設備の交換などの全面改装で約１ヵ月、間取り変更も含む全面改装なら約２ヶ月位です。（マンションの目安）
一戸建ての場合では、骨組だけを残しての全面改修は新築よりもやや短い位の工期がかかります。
工程が複雑で職種が多いと長くかかります。
また、マンション、一戸建ていずれも解体してみて問題が見つかることもあり、補修などの為に予定よりも工期がかかることもあります。